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任用試験の仏法用語:諸余怨敵・皆悉滅摧(四条金吾殿御返事書)

任用試験の仏法用語:諸余怨敵・皆悉滅摧(四条金吾殿御返事書)

任用試験御書3編

諸余怨敵・皆悉滅摧(しょよおんてきかいしつさいめつ)とは、法華経薬王品第二十三の文です。『諸余の怨敵は、皆悉な滅摧せり』と読みます。法華経を受持する無量の功徳によって、一切の魔を打ち破ることができ、それ以外のさまざまな敵をも打ち破ることができる、という意味です。

法華経の兵法は絶対無敵である。法華経の兵法をもって打ち破れないものは無いとの確信が大切です。お題目で打開できない試練などはない。信心で変毒為薬できない苦難などはない、という確信が大切になってきます。

兵法剣形の大事(四条金吾殿御返事書の仏法用語)

兵法剣形の大事(へいほうけんぎょうのだいじ)について。兵法(戦闘の作戦や方法)と剣形(剣法や剣術のこと)の根本とか真髄という意味。

日蓮大聖人の御書に生死一大事血脈抄という重書があります。兵法剣形の課【大事】に対して、【一大事】となっています。大事が根本とか真髄という意味であることに対して、一大事とは、これ以上はない根本という意味になります。

椎地四郎殿御書の仏法用語で生死の大海について説明していますが、生死一大事血脈抄で言わんとされていることは、生死の大海を悠々と渡りきっていく上での信心修行にあって、信心の血脈とは何かについて明確に答えられているということです。

その答えとして日蓮大聖人は、妙法と釈尊と自分自身は同じと捉えるということと、水と魚のように仲良く異体同心で信心に励むこと。それこそが、信心の血脈があるということであって、一大事であると言われています。

このことの意味は深深で、間単には申せませんが、ご紹介まで。